障害や病気のために就労が困難な人を対象とした、就労移行支援サービスを行う事業所です。障害者総合支援法に基づき、働くための知識やトレーニングを行っています。
大学在学中は、スーツなど男女でわかれた就活が辛くて、就職活動に踏み出せませんでした。障害のこともセクシュアリティのことも相談しながら就活支援を受けられると知って、DCCに。呼ばれたい名前で呼んでくれることや、自分らしい服装で通えることで、毎日安心した気持ちでした。
「面接はどんな服装がいいか不安」と相談すると、私が納得して着られるオフィスカジュアルの服を選びに、訓練時間のなかで支援員さんがいっしょにお店を巡ってくれたので、胸を張って就活に挑めました。
アルバイトを転々とするなかで、正社員として働きたいと思いながらも、トランスジェンダーかつ障害がある自分には、そんな選択肢はないんじゃないかと、イメージを持てずにいました。
DCCでは、いろんなマイノリティ性をもちながら働く社会人たちや、ダイバーシティ(多様性)に取り組む企業の話が聞ける機会が多く、そのうちの1社に実習を経て入社しました。今ではスキルを高く評価され、昇進。希望の部署で、自分らしく働いています。
これまで、ひきこもりを経験したり、就労継続支援B型で福祉的就労をしたりしてきました。将来を考えることがずっと不安だったけれど、DCCでは支援員のみなさんとの面談や講座を通じて、どう生きたいか、働きたいかをじっくり考えた結果「セクシュアリティのことも伝えなくても、安心して働ける職場を探したい」という結論に。
さまざまな業種をみるなかで福祉職に興味をもち、DCCに通いながら福祉の資格を取得。今では、正社員として勤務しています
入社後、発達障害の診断を受けました。頑張りたい気持ちはあるのに成果がでず、うつになり休職。休職期間中に、自身の障害について理解を深めたり、これからの働き方をじっくり考えたくて、数ヶ月間DCCを利用しました。
復職後の今も、定着支援を受けながら安心感をもって働けています。