私はもともと、IT系の企業で一般就労で働いていました。しかし、体調を崩して3ヶ月ほど入院し、それからは服用している薬の副作用によって、以前のように働くことができなくなってしまいました。どうしよう、このままじゃ生活ができない。そんな危機感の中でたどりついたのが、障がい者雇用枠で働くことでした。改めて障がい者手帳を取得し、就労移行支援を活用しようと考えました。
DCCに興味を持ったのは、たまたまDCCのSNS投稿を見たからでした。私はゲイで、そのマイノリティの部分を受け入れてくれる就労移行支援を探していました。初めてDCCのSNS投稿を見たときは「こんなところがあるんだ!」と思いました。初めてお話ししたDCCの支援員の方は、見た目も華やかで、今までに出会ったことのない支援員さんという感じがしました。ちょっとオシャレというか、今までにない雰囲気だったので、とにかく行ってみることにしました。
実際にDCCに通って一番良かったと感じたのは、自己受容に関する講座がすごく充実しているところです。私はこの講座を受けるまで「自己受容ってそんなに必要なのかな?」と思っていました。でも実際にやってみると、今まで認めていなかった自分に気付かされました。ストレスコーピング(ストレスに効果的に対処するための意識的な思考や行動)にしても、私は今まできちんとやったことがありませんでした。障がいを持って、病気と向き合って働き、生活していく。その中で受けるストレスを分析し、「こう考えたら良かった」にたどりつくことを、ルーティーンとしてできるようになりました。病院で受ける治療の延長線上のような講座でしたね。気づきとメンタル強化を得られて、すごく良かったし助かりました。
LGBTQという面でも、社会人として働くトランスジェンダーの方にお会いできたのは大きな収穫でした。私自身はゲイであることをオープンにしていましたが、これまでLGBTQ当事者でオープンにしながら働いているという方に出会う機会がなかったので、とても学びになりました。
DCCに通所し、ありがたいことに不動産系企業の総務部の事務員として就職が決まりました。今は長く働けるよう、会社になじんだり、リズムをつくったりというところに注力していきたいと思っています。仕事に慣れてきたら、いろいろな部署に関わる仕事をしてみたいです。とくに社内の環境を整える総務の仕事に憧れがあるので、継続していきたいと考えています。
